普通とちょっと違う、MTSの翻訳トライアル

翻訳会社の「中の人」

翻訳者であれば誰しも一度は挑戦したことがある「翻訳トライアル」。

翻訳者としてデビューするため。

エージェントの数を増やしてお仕事を安定させるため。

これまでと違うフィールドの翻訳にチャレンジするため。

「翻訳トライアル」を受ける理由は様々ですが、今日は、MTSの翻訳トライアルの「普通とはちょっと違う点」についてご紹介してみたいと思います。

MTSの翻訳トライアルを受けようと思われている方も、そうでない方も、「こんな翻訳トライアルがあるんだ。」と、何かしらのご参考になれば嬉しいです。

これまでの翻訳経験を「問いません」

MTSのトライアルでは、これまでの翻訳経験をまったく「問いません」。(※ご登録いただく際に、最低限の経歴はご提供いただいております) 

と申しますのも、「素晴らしい経歴をお持ちだけれども翻訳力に乏しい方」や、逆に、「経歴に乏しいけれども才能に溢れている方」が多くいらっしゃるということを、私たちは25年の経験から知っているからです。

また、翻訳者というチャレンジングなお仕事に臨まれようとしている方々に対して、チャンスは常に開かれているべきだと考えています。

「上級クラス」の「インハウス翻訳者」が審査します

翻訳トライアルは、翻訳者さんが本気で臨むチャレンジです。

そのご意志に正しく向き合うためにも、MTSでは上級クラスのインハウス(社内)翻訳者が「評価」を担当させていただいています。 

上級のインハウス翻訳者が担当することにより、「適正な評価」を行えるだけでなく、我々にとっても「自社で層の薄い翻訳者さんとパートナーシップを結べる」というメリットもあります。

翻訳者さんと翻訳会社は、委託/受託の関係にはあるものの、上下関係ではありません。

双方にとって意味のあるパートナーシップを結ぶためにも、翻訳トライアルの評価に最善を尽くすことが重要だと考えています。

ご希望される方には「フィードバック」をします

こちらは「ご希望者のみ」となりますが、トライアルの合否と合わせて、「簡易的なフィードバック」を送らせていただいております。

「合格」「不合格」をただただ伝えるのではなく、トライアルに挑戦してくださった翻訳者さんたちの「その後の成長に繋がる」ようなヒントをお渡しすることが、我々翻訳会社にできる小さなお返しかと考えています。

また、仮に不合格であった場合でも、「どの部分の翻訳がマズかった(改善の余地がある)のか」をしっかりとお伝えすることにより、トライアルの結果にもご納得いただけることが多いと感じております。

何度でも挑戦することができます

これもMTSのトライアルの特異的なところかもしれません。

仮に不合格となった場合でも、「6ヶ月の期間」をおけば、「再度受検」することが可能です。

実際に、弊社のフィードバックを受けながらスキルアップをされて、数回のトライアル受検の末、合格された方もいらっしゃいます。

翻訳トライアルは、実務ではありませんが、ある意味では実務以上の「本番」です。

その本番を何度も経験されることによって、翻訳者さんのスキルが向上されることを願っています。

おわりに

今回は、MTSの翻訳トライアルの「普通とちょっと違う点」について紹介させていただきました。ご紹介した項目はいくつかありましたが、それらに共通しているのは、翻訳を生業とされる方たちへの尊敬と、翻訳者/翻訳会社の双方にとってWin-Winとなるパートナーシップを築きたいという願いです。

もしご縁がありましたら、この記事を読んでくださった方たちともいつかお仕事をご一緒させていただけましたらとても嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。