MTSのお取引先と翻訳文書タイプのご紹介
今回は、MTSの主なお取引先様と、MTSが扱っている文書のタイプをご紹介します。
「メディカル専門の翻訳会社」であるMTSが普段どのようなお客様とお取引きをし、どのような文書を取り扱っているかをお伝えすることで、翻訳者の皆さんの選択肢が広がったら嬉しいです。
MTSの主な取引先
MTSの主な取引先は、ざっくりと分類すると以下の4つに分かれます。
①CRO
製薬会社や医療機器メーカーから「治験業務を請け負う」企業さんです。従って、発生する翻訳文書は、「治験関連の文書」がほとんどです。
②製薬会社
創薬の段階から製造販売後調査(PMS)まで幅広い文書の依頼があります。広報やマーケティング系の文書なども発生します。
③医療機器メーカー
物理的な「機器」が製品となるため、耐久性を計測するための試験や、機器をウサギやモルモットに植え込んだりしての非臨床試験が多いです。
④その他(美容、印刷、調査会社、個人、など)
海外の美容系商品を国内で販売する企業さんや、医療系の調査会社さんのお手伝いをさせていただくこともあります。
発生する翻訳文書の種類
メインとなる文書のみに絞りますが、下記のように、かなり広範な翻訳が発生します。
業界 | 内容 | 文書のタイプ |
CRO | おもに治験に関する文書 | ✔治験実施計画書 ✔治験薬概要書 ✔治験総括報告書 ✔同意説明文書 ✔各種CTD ✔Briefing Document ✔Pharmacy Manual ✔EDCガイドライン ✔モニタリング計画書 ✔定型書式文書 ✔Scientific Justification ✔治験届 ✔治験Newsletter など |
製薬会社 | 創薬の段階から製造販売後調査(PMS)まで幅広い文書 広報やマーケティング系の文書なども発生 | 上記①の文書に加えて、、、 ✔CIOMS/症例報告 ✔GMP/CMC関連文書 ✔品質管理マニュアル ✔PSUR/DSRU ✔同等性試験報告書 ✔SOP ✔添付文書 ✔薬局方 ✔インタビューフォーム ✔広報系文書(Press Release等) ✔論文 ✔企業Website ✔MR教育資料 ✔厚生労働省/PMDA通知 ✔決算報告書 など |
医療機器メーカー | 耐久性を計測するための試験や、機器をウサギやモルモットに植え込んだりしての非臨床試験が多い | 上記①の文書に加えて、、 ✔設計検証試験報告書 ✔生物学的安全性試験報告書(いわゆる動物試験) ✔STED ✔IFU(取扱説明書) ✔医療機器不具合報告書 ✔手技の動画 ✔製品カタログ など |
その他(美容、調査会社、印刷会社、個人、など) | 多岐にわたる | ✔医療系の市場調査レポート ✔美容系製品のカタログ等 ✔カルテや診療情報提供書 など |
おわりに
ここまで見ていただけると分かるかと思いますが、MTSの取り扱う翻訳は、いわゆる「お堅い系の文書」がほとんどです。
つまり、医療翻訳では、「表現力」よりも「精確さ」が求められる割合が多いです。
一方で、「柔らかい表現」が必要とされる患者さん向けの同意説明文書なども頻繫に発生しますし、「訴求力」が求められる広報/マーケティング/セールス系の文書の翻訳も発生します。
翻訳者の皆さんは、それぞれ得手/不得手(逐語訳が得意、意訳が得意など)があるかと思いますが、ぜひそういったことも併せて翻訳会社に提出する「登録票」などに記載していただけると良いかと思います。
ちなみにMTSでは、患者さん向け文書や広報/マーケティング系文書などの「柔らかい表現」や「訴求力」が必要な文書が得意な翻訳者さんが比較的少ないです。
『我こそは!』と思う方は、MTSの無料トライアルを受けていただければと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。
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