『今後は依頼しないかなぁ…』と思う翻訳者さんの特徴

翻訳会社の「中の人」

今回は少々ぶっちゃけた話です。
炎上するのが怖いですが、皆さんのお役に立てれば良いなと思い、正直に書いてみますね。

まず、誤解のないように…

どの翻訳会社にとっても翻訳者さんは大切な人材です。
翻訳者さんがいてこそ仕事が回るので、トライアルに合格できる力量があれば、どんな翻訳者さんも大切ですし、一人でも多くお付き合いさせていただきたいと考えています。

ただ、そんな中でも「もうご依頼するのは断念しようかな。。。」と思う翻訳者さんもいらっしゃいます。今回はそのことについてお話します。

その1:連絡が取りづらい(取れない)

基本的にコーディネーター業務はスピード勝負です。
と言うのも、お客さんへの見積もりや、納期提示が早いほど案件の受注率が高くなる傾向があるからです。実際、お客さんから「大至急で!」とご依頼されることも多くあり、案件の打診をしてもなかなか返信がない翻訳者さんは、コーディネーターから敬遠されがちです。

具体的には、夕方以降の打診連絡を除き、翌日返信は「遅い」です。

とは言え、翻訳者さんにも都合があると思います。すぐに確認できずとも「外出中なので、〇〇時までには返答します。」や、「日中は勤務のため、基本的に夕方以降に連絡が付きます」と申し出てくださると助かります。
たとえ対応不可の連絡であったとしても、「この翻訳者さんは返信が早いから、また次回相談しよう」とも思います。

MTSではトップクラスの翻訳者さんほどメールレスポンスが早いです。複数の翻訳案件を抱えて忙しいはずなのに、いつ連絡しても大体は20~30分以内に返信をくださいます。その度に『やっぱりプロだなぁ』と感じます。

その2:納期を守らない

翻訳の品質が良くても、「納期を守らない翻訳者さん」はブラックリスト入りです。
お客さんは、MTSを信頼して翻訳のお仕事を依頼してくれます。そんなお客さんと約束した納期を破るわけに行きませんし、予算を割いて外部に翻訳を発注しているお客さんに対して、「納期に間に合いませんでした」では、信頼関係が維持できなくなってしまいます。

ですので、万が一不測の事態(体調不良や家庭の事情など)によって納品が遅れる場合は、すぐにコーディネーターに連絡し、事情を伝えた方がいいです。納品当日や直前になって、理由もなく「納品が遅れそうです。」ですと、それまで培った信頼関係が揺らぎ、その後の依頼が減ってしまう可能性もあります。

その3:翻訳会社の書式や決められたルールを守らない

翻訳会社では独自の書式マニュアルや、作業上のルールがあります。

MTSでは翻訳者登録の際に書式マニュアルをお渡しし、お客さんからの指示のない場合は、マニュアルに沿った翻訳をお願いしています。
登録してすぐにマニュアルを準拠することは難しいので、初回の依頼から数回はフィードバックを行っています。しかしながら、長いお付き合いにも関わらずルールを守ってくれない翻訳者さんとは、翻訳の品質以前の問題として、継続依頼をすることは難しいです。

おわりに

今回挙げた3つは基本的なことですが、意外と出来ない翻訳者さんが少なくありません

この3つが当たり前に出来ている翻訳者さんほど、翻訳会社からの信頼も厚く、それが次の依頼につながることは間違いありません。

今回の記事がお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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