色々なタイプのお客様がいます

2024年6月3日翻訳会社の「中の人」

今回は、私たちがお取引をしているお客様をタイプ別にご紹介したいと思います。
もちろん、敬意をこめてご紹介させて頂きます。
 

とにかくまずは電話タイプ

お客様とのやり取りは基本的にメールですが、「電話でのやり取り」を好む方もいます。
メールを送ってくださった後に、改めて電話で内容を確認される方や、「100ページくらいのファイルは最短でどのくらいで納品できますか?」と大まかな情報で見積りを頼まれる方もいます。そういった場合、ファイルを確認しないとお答えできないケースが多いのですが、それだけMTSのことを身近に感じてくれていると思うと嬉しいです。
ただ、後々トラブルにならないように、電話の内容を必ず文面にしてメールで送るように心掛けています。

いつでも訪問歓迎なタイプ

直接会って話すことを好むお客様もまれにいます。
経験上、そういった方は過去に営業職に関わっていた方が多く、打ち合わせの際の話し方なども勉強になります。
和やかな雰囲気で打合せが終わったとしても、「案件お見送り」になることもあり、やはり『コミュニケーションの上手なお客様だからこそ、多くのベンダーとも相見積もりを取られているのだな』と実感します。
他ベンダーとの関わりが多いお客様にも満足していただけるよう、柔軟に対応していきたいと思います。

連絡が途絶えてしまうタイプ

これは一番難しいパターンです。
見積もり提出後に返事がない事は珍しくはないですが、翻訳会社としては「納品までの準備」をしたいため、返事が来るまでやきもきすることもあります。
返事が来ない理由として、お客様がメールを見落としていたり、まれにですが、担当者の方が退職していたりといったケースもあります。
「連絡が途絶える」理由は様々なのですが、忘れた頃(たとえば2ヶ月後)に発注される、といったこともあるため、ある程度の準備をした上で、「柔軟な姿勢で待ち続ける」ということも必要な時があります。

とにかく安く!タイプ

製薬会社や医療機器メーカーは、自社内で一定の翻訳予算を組んでいるため、料金交渉も比較的しやすいですが、CRO様(医薬品開発業務受託機関)はスポンサーからの予算が限られている為、案件によっては相見積りで金額だけを比べてお見送りとなる事があります。
MTSとしては、納品する以上は高品質の翻訳を届けたいですが、「品質よりも安さ」を優先するお客様ですと、金額の調整にも限界があり頭を悩ませるケースもあります。
そういった場合でも、お客様の関係性を優先し、時には利益を削ってでもご提供させていただくこともあります。

「翻訳発注がはじめて」タイプ

「翻訳会社に初めて依頼する」というお客さんも少なくありません。
そういったお客様の場合、翻訳する際の標準的な納期もご存知なく、「とにかく特急で!!」とざっくりとした内容で希望されることもあり、結果的に「失注」となることもあります。
なので、まずはお客さんが翻訳作業についてどれくらい知っているかを把握し、MTSからは『人数を増やせば納期は縮まるが、一方で用語は不統一となる』といった具体的な条件を提示して、交渉の中で実現可能なプランを立てることが大切になります。

おわりに

ひとえに翻訳を依頼したいお客さんと言っても、色んなタイプの方がいらっしゃいます。様々な要望にお応えするのは難しい場合もありますが、お引き受けする以上は誠意をもって対応しています。
そして、お客さんも医薬や医療機器を市場に出すために日々格闘しているのだなと思いながら仕事をすると、まるで一緒にお仕事をさせてもらっているような気持ちになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。