信頼され続ける翻訳者・チェッカー

翻訳会社の「中の人」

翻訳会社やクライアント(製薬会社やCROなど)から「この人に頼めば安心!」と信頼される翻訳者やチェッカーはどのような人なのでしょうか?
語学力の高い人、専門分野に詳しい人、文章能力の高い人などが想像できるかと思いますが、実はそのような人以外にも、優先的に依頼される方々がMTSには沢山いらっしゃいます。
今回は、翻訳能力とは異なる側面で信頼され続ける翻訳者・チェッカーの皆さんについてご紹介します。

時代の変化に対応できる方

翻訳ツール(CATツール)やAI翻訳の発展により、翻訳の現場は日々変化しています。
最近では、Trados以外にも、memoQ、PhraseTMSやWordbee等で作業をするようにクライアントから指定をされる案件がかなり増えました。そのため、未経験のツールでも使用しながら慣れていくことが、この業界で生き残るため重要になってきています。
また、このような新しいツール(CATやAIツール)を使用した案件にご協力いただける翻訳者・チェッカーの皆さんを私たちは常に探しています。
今まではMicrosoft Office系のアプリケーションでの上書き翻訳などが主流でしたが、今ではそれも少しずつ変わってきています。
新しいツールを学ぶ意欲がある方、AI翻訳を学びながらスキルアップしたい方、業界の流れに関心を持っている方などなど、是非これを機会にMTSと一緒に新しい案件にトライしていただけたら嬉しいです。

細かい指示に対応してくれる方

案件ごとの指示書やスタイルガイドをしっかり確認/遵守してくれる人は、営業・コーディネーターからの信頼が厚いです。
翻訳の仕事は、案件ごとに細かな指示が付くことが多く、遵守すべきポイントが複数あります。しかしながら、そういった指示事項をきちんと守れない方が実は多いです(特に新しく登録された翻訳者の方に多い傾向)。
指示事項を正しく理解し、遵守する。それだけで、翻訳者・チェッカーの皆さんへの信頼は高まります。とくに最近は、時代の変化とともに様々な翻訳方法が増えてきたので、その変化に対応してくださる方は、それだけで翻訳会社にとって有難い存在です。

おわりに

クライアントとミーティングをしていると、最近では「翻訳作業の効率化」が求められることが多くなってきました。それに応じて、「短納期化」も進んでいます。従来通りの作業方法をしている翻訳者・チェッカーの皆さんには厳しい時代になってきたなと感じます。もちろん、翻訳会社であるMTSも同じ状況です。
クライアントからはよく「MTSさんは品質が良いので、今後もずっとお願いしたい」と言っていただくことが多いです。ですが、それでも慢心せずに「新しいツールに対応」し、「クライアントの指示・要求事項を的確に守る」ことが、お仕事継続の要だと思っています。
翻訳というと、語学力や専門知識などのスキルに注目しがちですが、それ以上に大切なのは、「クライアントのニーズを満たしているかどうか」です。同様に、基礎的な翻訳力はもちろん重要ですが、それ以上に、「時代とともに変化するクライアントのニーズに付いていけるかどうか」が重要です。そして、そんな変化に対応できる翻訳者・チェッカーの皆さんと一緒にお仕事ができれば私たちも嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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